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7月25日(土曜日)明日のグランボレ

  • 執筆者の写真: 小林晋
    小林晋
  • 7月25日
  • 読了時間: 5分

明日26日(日曜日)グランボレフライトコンディションは?


【グランボレパラグライダーフライト予想まとめ】

飛行可否

可から不可へ。ごく短時間で変化。場合によって不可

おすすめ時間

午前中のかなり早い時間に限定

注意点

北風・雷雨の可能性あり。

予報信頼度

信頼してよい。

講習生お勧めポイント

雨がない条件でゲレンデのライズアップ。

ソアリング・XCポイント

お勧めできない。仮に飛べても限定的かつリスクが大きい。

群馬県北部のグランボレは高気圧圏ですが、前線の影響を受け不安定な天候となります。雲も多く雨が降りやすく場合によっては雷雨の可能性もあるためパラグライダーのフライトにはあまり向きません。フライトチャンスがあるのは午前中の気温が上昇する前の限られた時間となることが予想されます。


【グランボレパラグライダーフライト予想判断材料について】

・ここからは小林の勉強と実践になります。専門用語も多く長い文章になります。興味のある方のみご覧ください!


【24時間予想天気図

明日の予想図ですが、高気圧中心がさらに西へ移動しています。梅雨前線はオホーツク海高気圧に押されるように特に東へ南下停滞します。前線が停滞する東北南部から関東北部は暖かく湿った空気の影響を受けることが予想されるため曇りや雨。場合によっては雷雨の可能性があります。


【数値予測モデルの比較】

時間の誤差はありますがほぼすべてのモデルで降水を予測しています。降水を予測しているモデルの中でいくつかは雷雨を予測している点も注意が必要です。注目したいのはMSMモデルの午後の遅い時間にかなり強い雨の予想があります。前線の影響が反映されている気象予測モデルで揃っていると判断してよろしいかと思います。


【高層天気図・数値予報天気図】

アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図

今日の午前中の実況図です。300・500hPaの解析です。

ジェット

・寒帯ジェットが複雑な蛇行。西からの流れがロシアと中国国境あたりで急激に北上する。

寒冷渦

・9360m・5700m付近に停滞は変わらず。長引く梅雨末期に影響。

日本付近

・リッジ後面で西〜北西風になりやすい。

の他のリッジとトラフ

・500hPaで30ノットから40ノットの強風軸で5880M中国大陸の東部にトラフが明瞭

まとめ

ジェット気流の複雑な蛇行によってオホーツク海付近に顕著なリッジが形成されています。こリッジのの東には寒冷渦が停滞しています。この蛇行傾向が長く続いているためにオホーツク海高気圧が強まったものと考えられます。太平洋高気圧(亜熱帯高気圧)との間で梅雨末期ののような不安定な天候が続く傾向が見られます。


アジア850hPa・700hPa高度・気温・風・湿数天気図

今日の午前中の実況図です。700・850hPaの解析です

湿数

・700・850hPaとも関東北部・東北エリアに湿数の小さいエリアが見られる。

・700hPaで特に高気圧の縁に沿うように北西から西の強い風の流れ

・850hPa下層で特に湿数が小さく0℃近いエリア

下層気温の上昇

・1500m付近で21℃近い温度が観測されている。下層に南西周りで暖かい空気が流れ込んでいる

まとめ

700/850hPaとも湿数が小さいエリアがあり下層から雲が発達しやすい傾向です。700hPa上昇流との比較・500hPaの正渦度の比較も重要になりそうです。湿数の小さいエリアの広がりと風向きから前線はへの字に東日本あたりで捻れているようです。850hPa相当温位で高相当温位の集中を注意する必要があります。


極東850hPa気温・風、700hPa上昇流/500hPa高度・渦度天気図

今日の午前中の実況図です。

正渦度分布など

・トラフに対応して分布する

・ジェット気流との対応で見過ごしてしまったロシア東に高度5820m正渦度域がありトラフ。

・日本は東日本から北で正渦度。

700hPa上昇流

・東日本から東北・北海道付近まで広く上昇流域が観測されている。

850hPa気温

・東北南部付近まで18℃と非常に暖かい空気が南西からまわり込むように流れ込んでいる。

まとめ

500hPaの正渦度分布、トラフの位置。700hPa上昇流の分布850hPa暖気移流が一致する東日本北部から東北・北海道の広い範囲で雲が発達しやすい。本日の東北地方の雨を裏付ける高層天気図。


アジア太平洋500hPa高度・気温・風予想図

明日の500hPaの予想図です。

リッジとトラフ

・日本は西リッジで東トラフの東谷傾向ですが数日前よりややトラフが浅くなるようです。

・予想図でみると実況図ほど5820Mのトラフが深くないようです。

・ロシア極東付近の5820Mの高度が地上高気圧を強める。

サブハイ(太平洋高気圧)

 ・太平洋高気圧が後退南下します。

5700M寒冷渦

 ・変わらずオホーツク海付近に居座って嫌な感じです。

まとめ

予想図の段階では戻り梅雨のような傾向がうかがえます。寒冷渦の南下とオホーツク海高気圧の強まり、そして太平洋高気圧の南下前線の停滞に影響を与えそうです。


極東地上気圧・風・降水量/500hPa高度・渦度予想図

正渦度分布

・T=12、T=24、25日から26日にかけて日本の東日本から東北地方にかけて正渦度が遺留する

・特にT=24,26日は正渦度域が広範囲に南下する予想となっている。

850hPa気圧分布

・正渦度の移流域に沿うように850hPaで低圧部が広がる

850hPa降水予測

 ・T=12、T=24と東日本と東北地方の広い範囲で降水を予測している。

まとめ

正渦度・850hPa低圧部・降水分布が西から南西へ拡大する解析となっているので26日にかけては引き続き降水確率が高い傾向がつづきそうです。東日本では25日より26日の方が雨が降りやすい予報傾向となっています。



 

高相当温位

・345K大雨になってもおかしくない可能性の暖かく湿った空気がある。

・西から南西に向かって西日本・東日本・東北南部付近に移流している。

・330Kも東北地方付近まで移流している。

風速と風向き

 ・西から南西に向かう20ノット以上の流れに沿って暖湿流の移流がみられる。

 ・その流れとやや北向きに南にむかう流れががある。

 ・東日本から東北沿岸部では北から流れ込んでくる風とぶつかるエリアがある。

まとめ

 ・西から南西向きの強い風の流れと温位の移流、日本の東付近で北からの風とぶつかり南に押し下げられるあたりに梅雨前線が停滞している可能性がありそうです。前線が曲がっているというよりもオホーツク海側からの気流の影響で下げられているという表現があっていそうです。


【ソアリング予報など】

ソアリング予報サイトはもうすこし僕よりも厳しめの判定で北風プラス予報。フライトには適さない予報となっています。


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