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7月26日(日曜日)明日のグランボレ

  • 執筆者の写真: 小林晋
    小林晋
  • 7月26日
  • 読了時間: 7分

27日(月曜日)グランボレのフライトコンディションは?


【グランボレパラグライダーフライト予想まとめ】

飛行可否

可。午前中の限られた時間。その後は不可に変わる。

おすすめ時間

午前中のかなり早い時間に限定。

注意点

低い雲底高度・北から北西よりの風・雷雨可能性あり。

予報信頼度

概ね信頼して良い。

講習生お勧めポイント

朝の早い時間に講習フライトの可能性あり。

ソアリング・XCポイント

おすすめできないが基礎練習フライトならば可能性あり。

群馬県北部のグランボレはフライトの可能性がありますが南下する前線の影響をうけます。やはり不安定な天候となる予報です。湿った空気の影響があり、午後からは特に注意が必要な天候です。雲が多く雨が降りやすいお天気が続きます。


【グランボレパラグライダーフライト予想判断材料について】

・ここからは小林の学習と実践。専門用語も多く長い文章になります。興味のある方のみご覧ください!


【24時間予想天気図と実況天気図

明日の予想図と今日の実況天気図です。高気圧はさらに西へ移動して中心が東シナ海付近にあります。九州から西日本、東海地方はこの亜熱帯高気圧の影響で高温になりやすい予報となっています。明瞭になったオホーツク海高気圧はさらに南下します。この高気圧からもたらされる北東からの風の影響がありそうです。東シナ海の高気圧から回り込む暖湿流と日中にかけての気温上昇で大気の状態は不安定。雷雨などに注意が必要です。前線上に発生した低気圧が東へ進んで南下。この低気圧付近の影響をうける群馬県北部のグランボレも引き続き不安定な天候が続く予報です。前線は太平洋付近まで南下しますので雨が降り続くというよりはにわか雨、場合によっては雷雨のような雨の降り方に注意が必要のようです。


【数値予測モデルの比較】

やや数値予報モデルに差異があることに注意が必要です。MSMを除くすべてのモデルが降水を予測して雷雨の可能性を解析。特に午後を中心に十分な注意が必要です。午前中の早い時間帯に限って南風そして降水がない予報モデルがあり、雨の振り出しについてはばらつきがあります。風速についてはMSMのみ北風を予測している点にも注意。そのためやや予報の信頼感にかける印象です。とくに香水に関してはアンサンブル予報を参照します。

JMAメソアンサンブル 初期値で09:00-12:00に群馬県域に降水はない予報です。降水を予測しているメンバーが少ないので午前中は雨が降らないと考えても良いかもしれません。この時間帯に雲底がテイクオフ以上の高度であればフライトの確率があるのではないでしょうか。


【高層天気図・数値予報天気図】

アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図

今日の午前中の実況図です。300・500hPaの解析です。

ジェット

・昨日まで見られていたロシア極東方面への急激な北上は見られなくなった。 ・寒帯ジェットは引き続きカムチャッカからサハリンに向かって北上しているようだ。

寒冷渦

・9360m・5700m付近に停滞は変わらず。長引く梅雨末期に影響。

日本付近

・リッジ後面で西〜北西風になりやすい。

その他のリッジとトラフ

・500hPaで30ノットから40ノットの強風軸で5880M中国大陸の東部にトラフが明瞭

寒気

・500hPa 5820M付近。マイナス6℃の寒気が南下しています。

まとめ

ジェット気流の複雑な蛇行は解消に向かっているように思います。300hPaでみられたオホーツク海付近へのジェット気流北上は解消したものの500hPaで高圧中心が形成されています。この東には寒冷渦が停滞しています。上層の高度場の影響で地上のオホーツク海高気圧を強めているもの考えられます。西へ移動しましたが太平洋高気圧(亜熱帯高気圧)との間で梅雨末期ののような不安定な天候が続く傾向が見られます。


アジア850hPa・700hPa高度・気温・風・湿数天気図

今日の午前中の実況図です。700・850hPaの解析です

湿数

・700・850hPaとも関東北部・東北エリアに湿数の小さいエリアが見られる。

・850hPa下層で特に湿数が小さく0℃近いエリア

風速と風向

・700hPaで東北地方に西から西北西の強い風の流れと東から北東向きの流れが合流する帯域がある。

・850hPaで佐渡島付近に西から北西の流れと東南東向きの流れが合流する帯域がある。

下層気温の上昇

・1500m付近で21℃近い温度が観測されているエリアはやや南下している。

まとめ

700/850hPaとも湿数が小さいエリアがあり下層から雲が発達しやすい傾向です。昨日とはことなり、700hPaでも風向きが合流するシアラインがあり、850hPaでは風が回るように吹いている点があることから前線と低気圧の発達を疑うべき。この帯域の上層ではトラフは明瞭ではなかったので、700hPa上昇流との比較・500hPaの正渦度の比較も重要。さらに下層大気の移流から前線、低気圧の発達具合を注意する必要がある。


極東850hPa気温・風、700hPa上昇流/500hPa高度・渦度天気図

今日の午前中の実況図です。

正渦度分布など

・トラフに対応して分布する。

・等高度線からは見えにくいが日本海付近に正渦度域が大きい。

・関東北部から東北地方にかけて正渦度移流が広がる。

700hPa上昇流

東日本から東北・北海道付近まで広く上昇流域が観測されている。

850hPa気温

・東北南部付近まで18℃と非常に暖かい空気が南西からまわり込むように流れ込んでいる。

まとめ

500hPaの正渦度分布、トラフの位置。700hPa上昇流の分布。850hPa暖気移流が一致する東日本から東北・北海道の広い範囲で雲が発達しやすい。本日の東日本・東北地方の雨を裏付ける高層図。


アジア太平洋500hPa高度・気温・風予想図


明日の500hPaの予想図です。

リッジとトラフ

・日本は西リッジで東トラフの東谷傾向が続きます。

・予想図でみると今日の実況図より東のトラフが深くなります。

・ロシア極東付近の5820Mの高度が地上高気圧を強める。

サブハイ(太平洋高気圧)

・太平洋高気圧が後退南下します。

5700M寒冷渦

・変わらずオホーツク海付近に居座って嫌な感じです。

寒気の南下

・5820Mでマイナス6℃の寒気が北陸地方から関東地方付近まで南下しています。

まとめ

実況図よりも日本の東のトラフが深まる予想となっています。関東地方はこのトラフの影響をうけやすいです。リッジの全面でやや西から北西の風になりやすいです。またトラフの影響で寒気が南下します。このため不安定な大気の状態が続きます。


極東地上気圧・風・降水量/500hPa高度・渦度予想図

正渦度分布

・T=12、T=24、26日から27日にかけて特に東日本から東北地方は正渦度移流が続きます。

・T=24、27日はトラフが深まりながら正渦度域が東へ移動する。

850hPa気圧分布

・正渦度の移流域に沿うように850hPaで低圧部が広がる

850hPa降水予測

・T=12、東日本と東北地方で降水を予測しているが徐々に東へ離れる。 ・T=24では降水域は東北地方太平洋沿岸部に移動する。

まとめ

正渦度・850hPa低圧部・降水分布が移動。南下しつつ東へ遠ざかるので雨のピークは過ぎた可能性があります。5820M高度線に沿って正渦度極大域が東から移動してくるのでお天気は悪い傾向が続きます。


日本850hPa相当温位・風予想図

 

高相当温位

・345K大雨になってもおかしくない可能性の暖かく湿った空気が内陸部にある。

・西から南西に向かって西日本・東日本・東北南部付近に移流している。

・330Kも東北地方付近まで移流している。

風速と風向き

・西から南西に向かう20ノット以上の流れに沿って暖湿流の移流がみられる。

・日本海に低気圧性の循環を示す風の流れがある。

・東北太平洋沿岸部ではシアラインが明瞭

まとめ

下層大気はやや複雑な流れになってきました。西から南西向きの強い風の流れと温位の移流があり、前線はやや南下傾向のようです。東北地方沿岸部にシアラインが明瞭です。オホーツク海高気圧からの北東風の可能性がありますが、今のところの影響は東北地方に限定されそうです。関東地方北部の下層大気は西から北西の風ですね。



【ソアリング予報など】


ソアリング予報サイトは僕よりも厳しめの判定でした。降水がもう少し明瞭な予測となっています。時間限定でフライト可の予測がでていますがソアリングには適さない予報となっています。


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