top of page

7月27日(月曜日)明日のグランボレ

  • 執筆者の写真: 小林晋
    小林晋
  • 7月27日
  • 読了時間: 6分

28日(火曜日)グランボレのフライトコンディションは?


【グランボレパラグライダーフライト予想まとめ】

飛行可否

可。午前中は久しぶりに安定傾向。午後は不安定に変わる。

おすすめ時間

午前中からお昼まで、ただしお昼頃は雲の発達に注意。

注意点

寒気の影響・対流雲発達・谷風強まり・雷雨等天気急変

予報信頼度

信頼して良い。

講習生お勧めポイント

早い時間に講習フライト。2本目ソアリング練習。

ソアリング・XCポイント

ソアリング期待。ローカルソアリングは十分楽しめる。

群馬県北部のグランボレはパラグライダーフライトが可能な予報傾向です。南下して停滞している前線の影響で湿った空気が流れ込み雲が発達しやすい傾向です。前線通過となった本日よりはややw刈谷好き天候になりそうです。おすすめポイントは午前中からお昼頃にかけてのローカルなサーマルソアリングです。


【グランボレパラグライダーフライト予想判断材料について】

・ここからは小林の学習と実践。専門用語も多く長い文章になります。興味のある方のみご覧ください!


【24時間予想天気図と実況天気図

明日の予想図と今日の実況天気図です。九州から西日本で猛暑をもたらしている高気圧は東シナ海付近に停滞。ひきつづき猛烈な暑さに注意が必要です。南下してきたオホーツク海高気圧ほぼ停滞して東北沿岸部や関東沿岸部には東から北東の気流が入りそうです。本日つうかしていった前線上に発生した低気圧はやや不明瞭になって東へ移動して前線上のキンクも解消。前線による悪天候の影響は少なくなりそうです。群馬県北部のグランボレも引き続き不安定な天候が続く予報です。日本海にあらたに発生した低気圧。上層の気圧の谷などの影響で引き続き暖かく湿った空気の流れがあります。またオホーツク界海気圧からの北東気流がある時はグランボレも荒れたコンディションになることが多いので心配です。午後はお天気の急変に注意が必要です。


【数値予測モデルの比較】

数値予報モデルの傾向としては午前中は概ね南風で風速はそれほど強くはならない。雲が多めながら日射量も期待できる。午後は降水確率が高まり、対流が活発になるにつれて積乱雲の発達などに注意が必要。雷雨を予測しているモデルも多く。午後は天気の急変に十分な注意。



【高層天気図・数値予報天気図】

アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図

今日の午前中の実況図です。300・500hPaの解析です。

ジェット ・寒帯ジェットは60ノットから80ノットでロシアを西に進んで徐々に南下。

・北海道付近まで南下したのちに北東へ転向。

・ジェット気流ほど強くないが40ノット以上の強風軸があり5820Mではそれが明瞭。

寒冷渦

・9360m・5700m付近に停滞は変わらず。長引く梅雨末期に影響。

・寒冷渦の東に5940高度線で非常に強いリッジがある。

日本付近

・リッジ後面が続く。西〜北西風になりやすい。

その他のリッジとトラフ

・正渦度との対応をみるべきだが、朝鮮半島北西5820Mに弱トラフあり。

寒気

・500hPa 5820M付近。マイナス6℃の寒気が南下しています。

まとめ

寒帯ジェットは日本付近で南下傾向です。日本はトラフになりやすい傾向で特に北・東日本はその傾向をが強く寒気の影響を受け不安定な天気の傾向がつづきます。動きの遅い寒冷渦ですが、300・500hPaともにその東面に非常に強いリッジがあって動きを遅くしているものと考えられます。西日本では5880M亜熱帯高気圧の影響がつづくものの、東日本から東北・北海道の広いエリアで南下した寒気の影響がありそうです。


アジア850hPa・700hPa高度・気温・風・湿数天気図

今日の午前中の実況図です。700・850hPaの解析です

湿数

・700hPaでは湿数の小さいエリア狭くなった。

・850hPa下層で特に湿数が小さく0℃近いエリアがある。 関東の東低圧中心部にそって広がっている。

風速と風向

・700hPaは西から北西寄りの風であまり風雑な流れはなくトラフに沿った流れ。

・850hPaでも同様だがやや風が弱い。

下層気温の上昇

・1500m付近で21℃近い温度が観測されているエリアは九州に限定。

・18℃も関東付近までの北上に止まる。

まとめ

850hPaでとくに湿数が小さいエリアが関東の東付近。低圧中心部にあります。前線上に発達した低気圧と対応。この低気圧はやや不明瞭になって日本から遠ざかります。全体的な場の風が弱く、対流によって積乱雲が発達すると長く雨を降らせる心配があり、700hPa上昇域と全体的な温度傾向の解析が重要。


極東850hPa気温・風、700hPa上昇流/500hPa高度・渦度天気図


今日の午前中の実況図です。

正渦度分布など

・トラフに対応して分布する。

・500hPa5820m高度線に沿ってそれぞれ正渦度極大域が広がっている。

700hPa上昇流

東日本から東北広く上昇流域が観測されている。

850hPa気温

・18℃非常に暖かい空気は関東地方ぐらいの北上に止まる。。

まとめ

500hPaの正渦度移流がが続く東日本・東北地方では不安定な天候が続く。700hPa上昇風の強さは下層暖気の影響もあるだろうが上層寒気の存在も疑う必要がある。850・700・500の温度変化が重要。


アジア太平洋500hPa高度・気温・風予想図



明日の500hPaの予想図です。

リッジとトラフ

・日本は西リッジで東トラフの東谷傾向が続きます。

・予想図でみると今日の実況図より東のトラフが浅くなり日本は弱トラフ

・ロシア極東付近の5820Mの高度が地上高気圧を強める。

サブハイ(太平洋高気圧)

・太平洋高気圧の張り出しが西に偏重する。そのため5820M付近にトラフが形成される。

5700M寒冷渦

・変わらずオホーツク海付近に居座って本当に嫌な感じです。

・その東に5940Mという非常に強い高気圧。

寒気の南下

・5820Mでマイナス6℃の寒気が北陸地方から関東地方付近まで南下しています。

まとめ

実況図よりも日本の東のトラフが浅くなりこの影響が明日の南風フライトコンディションに結びついていると考えられます。完全なリッジではなく形成された日本海のトラフと太平洋東側のトラフの間の弱いリッジで不安定な天候であることは継続するでしょう。南下中の寒気の影響は心配です。


極東地上気圧・風・降水量/500hPa高度・渦度予想図

正渦度分布

・T=12、T=24、特に東日本から東北地方は正渦度移流が続きます。

・T=24、28日は正渦度移流があるがトラフは浅い。

・その東の日本海では正渦度極大域が明瞭で低気圧性循環が広がる。

850hPa気圧分布

・正渦度の移流域に沿うように850hPaで低圧部が広がる

850hPa降水予測

・T=12、日本の沿岸部で降水を解析 ・T=24では降水域はさらに南下する。 T=24で新しく日本海側に降水を解析。

まとめ

正渦度移流はしばらく続きそうです。これに対応するトラフで低気圧が発生して日本に接近する可能性があります。このため28日から先はまた低気圧の通過を心配する必要があります。


日本850hPa相当温位・風予想図


 

高相当温位

・345K大雨をもたらす高相当温位は解消に向かう。

・336Kも東北地方付近まで移流は続く。

風速と風向き

・下層大気の複雑な流れは解消しつつある。

・日本は南西から南寄りの風

・日本海に低気圧中心

まとめ

日本付近は340Kから336K以上の下層暖湿気移流は継続しますが、明日28日は場の風としてはあまり腹圧ではなく南から南西の風と考えて良さそうです。


【ソアリング予報など】

ソアリング予報サイトは雲底高度は低い予報ですが、ソアリングの可能性を示しています。午後は急速な雲の広まりを予報しているようです。オーバーデベロップの可能性が草津町方面(長野県境)あるいは片品村から日光方面で示唆されています。対流雲の発達には十分に注意したいところです。

850hPaと500hPaの温度差も大きく不安程度ギリギリです。寒気移流は明日がピーク。明後日は再び低気圧移動の影響をうけます。あすのソアリングチャンス活かしてくださいね!


コメント


bottom of page