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7月31日(金曜日)明日のグランボレ: パラグライダー気象予測と飛行予想

  • 執筆者の写真: 小林晋
    小林晋
  • 7月31日
  • 読了時間: 8分

1日(土曜日)グランボレのフライトコンディションは?


【パラグライダー気象予測とフライトコンディション予想まとめ】

飛行可否

不可の可能性が高い。前線の影響。

おすすめ時間

早朝で逆転層がある場合は地表付近で南風の可能性

注意点

北から北西の風。日中の昇温・下層暖湿気移流による不安定。

予報信頼度

やや信頼感に欠ける。前線の影響がある。

講習生お勧めポイント

場の風は北風になる。ライズアップ練習がおすすめ。

ソアリング・XCポイント

ソアリング・XCともおすすめできない。

明日のグランボレパラグライダー気象予測のまとめです。パラグライダーの練習をするには、朝から午前中がおすすめです。群馬県北部は気圧配置によって北から北西の風になりやす予報です。南から南東の風エリアであるグランボレには不向きな風となります。あすは前線が停滞する予報であり北風がどのように吹くのかはやや信頼感に欠けるかもしれません。西からの高気圧の張り出しが本日より強まりそうです。このため暖かく湿った空気が前線に向かって吹きます。日中にかけて気温が上昇。大気の状態が不安定になりにわか雨や雷雨の可能性がありそうです。


【パラグライダー気象予測の判断材料について】

・ここからは小林の学習と実践。専門用語も多く長い文章になります。興味のある方のみご覧ください!


【24時間予想天気図と実況天気図


明日の予想図と今日の実況天気図です。本日通過した低気圧は東日本から三陸沖に到達。停滞している前線に近づいてやや不明瞭になる見込みです。ほとんど停滞している東シナ海の亜熱帯高気圧とオホーツク海の高気圧の間に前線が停滞します。中国大陸北東部にある低気圧と北海道付近にある低気圧が南東に進み前線を伴って日本に近づいてくる見込みです。そのため前線が近い東日本北部では大気の状態が非常に不安定となります。台風の進路や発達具合については今後着目する必要がありそうです。


【数値予測モデルの比較】

数値予報モデルはモデルによる差異が少なく信頼して良いかと思います。日射はあるが雲もある。気温は30℃近くまで上昇。風向きは北風です。このような予報傾向の時は高気圧性逆転層が朝のうちに形成されていてその時間だけフライトできることがあります。ただしなんの前触れもなく北風にかわるので一般の方にはおすすめしません。


【高層天気図・数値予報天気図】

アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図

今日の午前中の実況図です。300・500hPaの解析です。

ジェット ・ジェット気流(60KTから80KT強風)の北海道付近への南下・サハリン北上が継続中です。 ・北海道付近への南下は明瞭になって500hPaの深いトラフと対応

・5760mから5820M40KT以上で北西風の強風軸のより正渦度移流域を強める可能性が続く。

寒冷渦

・不明瞭。

・昨日今日ですぐに変化するものでもないかと思うが。

・実況図ではみえないが極渦が分裂しているような北半球高層図だった。

日本付近

・日本は西のリッジ・東でトラフが深い。東谷の傾向が続く。

・300hPaジェットの南下傾向を反映して日本の東、太平洋沿岸でトラフが深い。

・5820Mから5880Mにかけての強風軸に対応したトラフが継続中。

その他リッジとトラフ

・朝鮮半島の西に中心部がある5880M高度が大きく北上・中国北東部に達する

・この強いリッジと日本付近のトラフ傾向がつづく

・5880M高度線に注目すると西側の亜熱帯高気圧と小笠原沖の南に高気圧が出現したようだ。

寒気

・日本付近のマイナス6℃の寒気は北上して北海道あたりに停滞。

まとめ


ジェット南下が続くことで日本はトラフになりやすい周期でした。長くつづいたこの傾向もようやく終焉が見え始めてきました。一つ目の変化は寒冷渦が不明瞭になったことです。ジェット気流が平均的な流れに戻れば同じような天候が長く続く可能性は減ってきます。二つ目の要因は5880M高度線の北上による高気圧の強化と小笠原沖の高気圧中心の出現です。これらの高気圧が重なり合うと記録的猛暑になり危険ではあります。しかし北から西の風がでフライトできない周期から抜け出す可能性が見えてきます。と昨日書きましたが、、さすがに昨日今日ですぐに変わるものでもなく。見るたびに意気消沈する高層実況図です。


アジア850hPa・700hPa高度・気温・風・湿数天気図

今日の午前中の実況図です。700・850hPaの解析です

湿数

・700hPaで湿数の小さいエリアは限定的となった。 ・低気圧やトラフに近い北海道全域・東北北部で湿数が小さい。

・850hPa下層の湿数が小さいエリアも限定的だった。

・下層から強い風で移流があった北陸日本海沿岸部で湿数が小さい。

風速と風向

・700hPaは北西の風。20KT(37km/h)とやや強い。

・850hPaで特に高気圧縁辺の風が強い。

温度分布

・850hPaで東北エリアでも19℃以上の観測地点があった。

・北陸地方日本海側で温度が高い。

まとめ

昨湿数が小さいエリアは限定的でした。特にごごは晴れで気温が急上昇です。ただし対流による雲は多かった印象。700hPa上昇流を確認。かわらず下層大気は不安定要素が大きいです。850hPa1500m付近で15ノットから20ノット近い風速も見られました。午後には群馬県南部から南西部で大きな雄大積雲がみえました。地上気温が急激に上昇。そのため湿った空気が持ち上がり大きな対流雲の発達となったと考えています。


極東850hPa気温・風、700hPa上昇流/500hPa高度・渦度天気図

今日の午前中の実況図です。

正渦度分布など

・東日本は全域で正渦度域。

実況図で見られる関東北部から東北南部にかけて極大域が移流し降水を観測した。

・5820mと5760m高度線に正渦度極大域があり前線や低気圧の影響が続く可能性があります。

700hPa上昇流

・北日本から北海道の日本海側で特に強い上昇流を観測している

850hPa気温

・18℃等温線は北上して関東北部から東北南部に到達している

まとめ

変わらず5820m高度線付近の強風軸付近で正渦度極大域が見られます。この正渦度域とトラフの対応が良く前線や低気圧の影響が日本、特に東日本から東北・北海道にかけて続きそうで嫌になります。

700hPaで上昇流はおそらく下層気温の上昇に対応しています。そのため西から下層暖湿気が慰留したと思われる日本海沿岸部で上昇流が観測されています。


アジア太平洋500hPa高度・気温・風予想図

明日の500hPaの予想図です。

日本付近のリッジとトラフ

・日本は西リッジで東トラフの東谷傾向が続きます。

・明日はトラフが深くなる予想となっています。

・沿海州付近の5700m高度線の東への張り出しが強まるのでオホーツク海高気圧が強化される。

サブハイ(亜熱帯高気圧・太平洋高気圧)

・5880M高度線は北への張り出しを強めるが東日本付近ではやや後退

・着目点として日本の太平洋南側に亜熱帯高気圧が不明瞭になった。

・かわって日本のはるか東でリッジが強化。5940mという非常に強い高気圧が南西に張り出す。

5700M寒冷渦

・不明瞭になった。トラフと一体化して解消の方向に見える。

・日本の東のトラフがやや浅くなったようにみえる。

寒気の南下

・5820Mでマイナス6℃の寒気は北海道付近まで北上する上層寒気の影響はやや弱くなる。 ・九州付近の寒気は上層低気圧を要因として考え300hPaでは明瞭。

まとめ

5700M付近に居座っていた寒冷渦は解消し不明瞭になったが5760Mのトラフが進み深くなるため西から北西の風が吹きやすい高度場は継続します。日本の西にあるリッジは強まり西の高気圧が地上高気圧を強める可能性がありそうです。西からは強い高気圧。北からはトラフの接近通過。不安定な大気の状態が続きそうです。


極東地上気圧・風・降水量/500hPa高度・渦度予想図

正渦度分布

・T=12、今夜から東日本で正渦度移流が再びはじまる。

・T=24、1日午前でも東日本から東北・北海道にかけて広い範囲で正渦度域が分布する。

850hPa気圧分布

・正渦度域移流がつづく東北北部・北海道西部は低圧部の発生を予想。

・東海地方に低圧部が出現する

850hPa降水予測

・T=12、今日の夜は降水域はみられない予想。 ・T=24、東北地方沿岸部の低圧部影響か降水を予想。

まとめ

明日もトラフが継続。正渦度域移流も継続します。昨日の時点では関東地方への影響は少なくなる予報となっていましたが、やはり午前中を中心に低気圧の通過に伴う降水がありました。あすも正渦度分布は広いよそうですが降水予測の可能性は低いです。大気の不安程度を考慮するため次の下層暖湿気解析が重要になります。


日本850hPa相当温位・風予想図

高相当温位

・T=12、今夜にかけて345K以上の高相当温位が中部・東海地方に移流している。

・T=24、そして明日1日にかけて345K以上の高相当温位がフタタブ東北地方まで北上する。 引き続き336K梅雨前線相当の下層暖湿気移流がつづく。

風速と風向き・前線

・沿海州あたりから東北北部・三陸沖にシアーラインが明瞭

・秋田付近で低気圧循環明瞭

・上記シアーラインに前線が停滞している。

まとめ

850hPa相当温位予想図では次の2点に十分な注意が必要。一つ目は昨日・本日よりも下層暖湿気が北へ流れ込むため、大気の状態は不安定な方向に向かうこと。二つ目は上記の場所でシアーラインが明瞭で前線活動が活発になることが予想されること。前線面に向かう下層暖湿気の流れによって非常に強い雨の降る可能性があるため注意が必要です。


【ソアリング予報など】

ソアリング予報サイトはかなり厳しい評価をつけています。

フライトは不可。北から北西の風は朝から強めの予報です。雷雨の解析はありませんが僕の予想評価よりも厳し目のフライトコンディション判定です!


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