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8月2日(日曜日)明日のグランボレ: パラグライダー気象予測と飛行予想

  • 執筆者の写真: 小林晋
    小林晋
  • 2 日前
  • 読了時間: 7分

3日(月曜日)グランボレのフライトコンディションは?


【パラグライダー気象予測とフライトコンディション予想まとめ】

飛行可否

フライト可

おすすめ時間

ソアリングの可能性は低いが大きなリスクはない

注意点

東からの北東気流の影響。低い雲底高度

予報信頼度

信頼できる。

講習生お勧めポイント

明日は講習日和になる可能性もある。

ソアリング・XCポイント

フライトではできますがソアリング・XCへの期待度は低いです。

明日のグランボレパラグライダー気象予測のまとめです。あすは今日の天気から大きく変わります。雲は多くなり気温もそこまで上昇しません。グランボレのある群馬県北部の風向きは南風になりやすいです。北東から東風で湿った空気が入り込み、気温が大きく上昇はしない予想のため雲が低いことが心配です。その他に大きな気象リスクはないと思います。時間によってはパラパラと雨になる可能性もあります。パラグライダーのフライトには良さそうです。


【パラグライダー気象予測の判断材料について】

・ここからは小林の学習と実践。専門用語も多く長い文章になります。興味のある方のみご覧ください!


【24時間予想天気図と実況天気図

明日の予想図と今日の実況天気図です。前線は不明瞭になりながら南下しています。変わってオホーツク海からの高気圧が東への張り出しを強める予想となっています。湿った空気の流れは西・北西の風から東から北東寄りの風に変わる見込みです。気温はあまり上がらないため露点差は小さく雲が低い高度にできやすい予報となっています。予想24時間では地上天気図の高気圧と高気圧の間、北陸から東北地方にかけて弱い気圧の谷が見られます。佐渡島付近です。天気図には表現されない前線の可能性もあり、速報図などで確認が必要です。高層天気図も参考にする必要があります。


【数値予測モデルの比較】

数値予報モデルはモデルによりやや差異があります。ごく弱い降水を解析して予測しているモデルが多いです。降ってもおかしくはないと予想しつつ、降らなければ十分にフライトできる比較的リスク要因の少ない気象予測で揃っていると思います。とくに講習フライトなどに良さそうです。気温上昇もおさえられるので暑いのが苦手な方もぜひフライトにいらしてください。


【高層天気図・数値予報天気図】

アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図

今日の午前中の実況図です。300・500hPaの解析です。

300hPaジェット・500hPa強風軸 ・ジェット(60KTから80KT強風)の北海道への南下から千島の東へ北上の蛇行が継続中です。

・ジェットの南側5760mから5820M40KT以上で北西風の強風軸がある。

寒冷渦

・不明瞭継続中

・昨日今日ですぐに変化するものでもないかと思うが。

・実況図ではみえないが極渦が分裂しているような北半球高層図だった。

日本付近

・日本は西のリッジ・東でトラフが深い。東谷の傾向が継続中

・300hPaジェットの南下傾向を反映して日本の東、太平洋沿岸でトラフが深い。

・5760mオホーツク海へのリッジが顕著になり高気圧を強めそうだ。

・5820Mから5880Mにかけての強風軸に対応したトラフが継続中。

その他リッジとトラフ

・朝鮮半島の西に中心部がある5880M高度が大きく北上・中国北東部に達する

・この強いリッジと日本付近のトラフ傾向がつづく

寒気

・日本付近のマイナス6℃の寒気は北上して北海道まで北上。上層寒気の影響は低い。

まとめ

日本付近は西尾根・東谷傾向が長く続きました。あすはこの均衡がやや崩れそうです。このあとの予想図も確認する必要がありますがオホーツク海付近に張り出す5760mのリッジが強まりオホーツク海高気圧が強く日本に張り出しそうです。このため、東日本から東北地方沿岸部は湿った空気の影響を受けやすい見込みです。西から北西の風の局面から東・北東気流の気圧配置に動きそうです。


アジア850hPa・700hPa高度・気温・風・湿数天気図

今日の午前中の実況図です。700・850hPaの解析です

湿数

・700hPaで湿数の小さいエリアが予想以上にひろがった。 ・湿数が小さいエリアに前線の存在。

・850hPa下層の湿数が小さいエリアも関東北部から東北にかけてひろがった。

風速と風向

・700hPaは北西の風。20KTから25KT(37km/hから42km/h)とやや強い。

・850hPaではやや複雑なながれがあり、東北沿岸から関東にかけて東風のエリアがみられた。

温度分布

・850hPaで東北エリアでも19℃以上の観測地点があった。

・北陸地方日本海側で温度が高い。

まとめ

予想よりも実測では湿数が小さいエリアがひろがった印象。特に午前中は下層から中層への雲が発達していた時間もあり、上昇流と合わせて検証が必要。


極東850hPa気温・風、700hPa上昇流/500hPa高度・渦度天気図

今日の午前中の実況図です。

正渦度分布など

・東日本の正渦度分布は東北の一部と北海道付近に限定的となった。

・5820m線の北上がみられ正渦度極大域の移流域も北に移動している。

700hPa上昇流

・関東北部から東北にかけて上昇流を観測

850hPa気温

・18℃等温線は北上して関東北部から東北南部に到達している

まとめ

500hPa付近の高度場に変化が見られます。寒冷渦の消滅から深いトラフ。強風軸にそった正渦度極大域の移流など、天気を不安定にする要素がつづきました。5760Mオホーツク海のリッジ強化にあわせて5820m高度線も北上しトラフではあるものの浅くなる傾向が見られます。


アジア太平洋500hPa高度・気温・風予想図

明日の500hPaの予想図です。

日本付近のリッジとトラフ

・日本付近は東谷傾向ですが西からリッジが伸びてきます。

・特に東日本からひろくリッジの張り出しの影響をうけ天候は安定傾向になりそうです。

・サハリン・オホーツク海への5760m高度線が北上。オホーツク海高気圧が強化される。

サブハイ(亜熱帯高気圧・太平洋高気圧)

・5880M高度線は北への張り出しを大きく強める。

・かわって日本のはるか東でリッジが強化。5940mという非常に強い高気圧が南西に張り出す。

5700M寒冷渦

・不明瞭になった。トラフと一体化して解消の方向に見える。

・日本の東のトラフがやや浅くなったようにみえる。

寒気

・5820Mでマイナス6℃の寒気は北海道付近まで北上する上層寒気の影響はやや弱くなる。 ・九州付近の寒気は上層低気圧を要因として考え300hPaでは明瞭。

まとめ

明日からやや変化の局面です。西からのリッジが強まり北上。東日本付近まで覆います。またオホーツク海高気圧をつよめる5760mのリッジが北へはりだすために北側の高気圧も強まります。東日本は東から北東の気流です。気温があがりにくく雲は多めになる予想ですが上層の寒気影響は弱く天候に大きなリスク要因がなくなる見込みです。


極東地上気圧・風・降水量/500hPa高度・渦度予想図

正渦度分布

・T=12、東日本は正渦度分布が見られなくなる

・T=24、2日から3日にかけて北東側から正渦度分布域が日本の東海上へひろがる。

850hPa気圧分布

・T=24 東日本に低圧部が出現する

850hPa降水予測

・T=12、関東地方沿岸部に降水を予測 ・T=24、太平洋沿岸部に降水域が広がる予想

まとめ

明日はトラフからリッジに高度場が変化します。正渦度域の移流も北東から西へのながれに変化。下層は東から北東の風に変わります。湿った空気の移流は続くので沿岸部はやや風が強く降水域が予測されています。


日本850hPa相当温位・風予想図


高相当温位

・T=12、今夜にかけて345K以上の高相当温位が中国地方へ移流している。

・T=24、3日にかけて下層暖湿気は東から北東の気流にかわる。

・354k高相当温位が東日本付近に移流。西へ向かっている。

風速と風向き・前線・相当温位集中

・東北付近で温位集中帯があり天気図上にはない前線がありそう。

・風向きは東・北東の気流が中心となりオホーツク海高気圧の勢力が強い。

まとめ

850hPa相当温位予想図では西から西南西の下層暖湿気の移流がみられなくなってきた。そのかわりオホーツク海高気圧のはりだしにより北東から東風で暖かく湿った空気の移流が見られる。上層寒気の影響は弱い予想だが十分に大雨をもたらすポテンシャルがある空気なので注意が必要。


【ソアリング予報など】

ソアリング予報サイトフライト可の評価ですが、ソアリング可能性は低い予報で、しっくりときます。

不安定な要素は少ない天候ですがその分ソアリングの可能性に乏しくお天気は雲多めで安定しそうです。風も南風。あすは講習生の練習日和になりそうです!


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