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8月3日(月曜日)明日のグランボレ: パラグライダー気象予測と飛行予想

  • 執筆者の写真: 小林晋
    小林晋
  • 3 時間前
  • 読了時間: 8分

4日(火曜日)グランボレのフライトコンディションは?


【パラグライダー気象予測とフライトコンディション予想まとめ】

飛行可否

フライト可

おすすめ時間

講習生は午前中。お昼頃ソアリング可能性あり。

注意点

朝のうち低い雲底高度。雷雨などの気象リスクは少なめ

予報信頼度

信頼できる。

講習生お勧めポイント

明日はソアリング練習も可能。フライトに適しています。

ソアリング・XCポイント

ソアリング期待。雲底高度1200mから1300m。 XCへの期待度は低いです。

明日のグランボレパラグライダー気象予測のまとめです。あすは朝鮮半島の西、東シナ海にほとんど停滞した高気圧とオホーツク海高気圧の影響で広く高気圧に覆われていますので天候は概ね晴れで南風になりやすい予報です。群馬県北部のグランボレには適した風向となりそうです。オホーツク海高気圧の影響でしめった空気の影響をうけますので雲は多い予報です。気温の上昇とともに湿度が下がりフライト条件は良くなると予想しています。上層の高気圧がつよいため沈降性安定層が作られやすいこと。また下層大気は非常に湿っていることから雲底高度はあまり上がらない予想です。ほどほどのソアリングでアイドリングしておきましょう。


【パラグライダー気象予測の判断材料について】

・小林の学習と実践。専門用語と長い文章。おそらく間違いもあります。 ・パラグライダー気象に興味のある方はご覧ください!


【24時間予想天気図と実況天気図

明日の予想図と今日の実況天気図です。前線は不明瞭になりながら南東へ移動して日本から離れていきます。変わってオホーツク海高気圧が東への張り出しを強める予想となっています。オホーツク海高気圧はやや東へゆっくりと移動するため東日本付近は高気圧の縁辺を回る湿った空気の影響を受ける見込みででやや雲が多く、気温が下がると雨になりやすい予報です。朝鮮半島付近の上層高気圧は非常に背が高く地上高気圧を強めます。そのため気温が上昇する見込みで日中は晴れる見込みです。群馬県北部でどのぐらい気温が上昇するか?また上昇せずに低い雲底高度になるか。オホーツク海高気圧の影響で千島近海からの冷たく湿った空気の強い流れが本州東日本にどの程度影響が大きいです。この天気図だけだと読みにくいので下層大気の流れを専門図で解析します。もう一つのトピックとしては西方向へ明瞭な進路をとりはじめた台風ですね。カテゴリーはやや下がってきましたが非常に強い勢力を保っています。台風については明日に詳細をアップする予定です。


【数値予測モデルの比較】

数値予報モデルはモデルはほぼ揃っているため明日の予報精度については信頼してよろしいかと思います。傾向としては気温がそこまで高くはないのでやはり北東気流の影響は考えておく必要があります。午前中はやや雲が多めです。日中にかけて徐々に日射があり上昇気流の発生に良い影響を与えそうですね。降水を解析しているモデルはありません。お天気は安定傾向です。


【高層天気図・数値予報天気図】

アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図

今日の午前中の実況図です。300・500hPaの解析です。

300hPaジェット・500hPa強風軸 ・ジェット(60KTから80KT強風)の北海道への南下から千島の東へ北上の蛇行が継続中です。

・特に千島の東からアリューシャン近海へ北上するジェットコア(120KT・220km/h)がある。

・500hPaで強風軸がリッジに押されて北上しやや弱まった。

寒冷渦

・日本付近にはない。(高緯度地方に極渦の分裂がみられるのみ)

日本付近

・北海道の東でトラフ

・日本付近は5880M高度線にひろく覆われてリッジ

・5760mオホーツク海へのリッジはやや弱まって北東方向へ伸びる。オホーツク海高気圧が移動。

その他リッジとトラフ

・朝鮮半島の西に中心部があるリッジが非常に高い。 5880M高度が大きく北上。アムール川付近までつづく。

・中心高度が5940mと非常に背が高い高気圧。

・ジェットコアが存在するあたりに非常に背の高い5940mのリッジが継続。

寒気

・日本付近のマイナス6℃の寒気は北上して北海道まで北上。上層寒気の影響は低い。

上層寒冷低気圧

・日本のはるか南、小笠原諸島付近に上層寒冷低気圧。

・中国大陸の華南地方にも上層寒冷低気圧。

まとめ

日本付近はジェットの蛇行の影響が続きますが変化の兆しが見られます。一つ目は5880M高度線が大きく北上することです。このリッジが非常に高く地上高気圧を強める働きをします。二つ目はやはりオホーツク海高気圧が強いことです。太平洋沿岸部はこのオホーツク海高気圧の東から北東気流の湿った空気の影響がありそうです。内陸部にどのぐらい届くのかはやはり下層大気の専門図を見る必要があります。上層は西から北西の場が続きますが500hPaの強風軸が北上するため群馬県北部での北・北西風の影響は少ないです。


アジア850hPa・700hPa高度・気温・風・湿数天気図

今日の午前中の実況図です。700・850hPaの解析です

湿数

・700hPaで関東に湿数の小さいエリアがある。 ・700hPaで上記以外に湿数が小さいエリアはなく限定的。

・850hPa下層の湿数が小さいエリアが広がった。

・特に関東地方に北東向きで移流した冷たく湿った空気の影響が伺える。

風速と風向

・700hPaは北よりの風で強い風のながれは見られない。 ・太平洋沿岸部で北東の風20KT。

・850hPa下層では太平洋沿岸部で特に東から北東の風が強い。

温度分布

・850hPaで18℃が西へ移動。北東気流の影響が伺える。


まとめ

実測では湿数が小さいエリアが関東付近に存在した。特に東から北東の風の影響があり下層ではより湿数の小さいエリアの影響が目立った。乱層雲まで発達しなかったのは700hPa上昇流、上層の寒気の影響が弱かったからではないかと推測。


極東850hPa気温・風、700hPa上昇流/500hPa高度・渦度天気図

今日の午前中の実況図です。

正渦度分布など

・東日本の正渦度分布は東北の一部と北海道付近に限定的となった。

・正渦度移流が北海道の東からの流れに変化している。

・5820m線の北上。

700hPa上昇流

・東北南部から東日本、西日本で広く観測

850hPa気温

・18℃等温線は南へ下がる。

まとめ

500hPa付近の高度場が変化しています。中心5940Mという背の高いリッジの北上。オホーツク海へのリッジの継続。この二つの性質のことなるリッジがそれぞれの地上高気圧を強める場となりました。日が日本はオホーツク海高気圧が優勢。冷たく湿った空気が流れ込み下層大気は湿数が小さい雲になりやすい大気。そして700hPaで上昇を解析し低い雲ができる。今日の空模様をしっかりと反映した数値予想図でした


アジア太平洋500hPa高度・気温・風予想図

明日の500hPaの予想図です。

日本付近のリッジとトラフ

・日本付近は東谷傾向ですが西から高いリッジが張り出します。

・東日本までひろくリッジの影響をうけ天候は安定傾向になりそうです。

・カムチャッカの東へリッジで5820m高度線が北上。北の高気圧に影響。

サブハイ(亜熱帯高気圧・太平洋高気圧)

・5880M高度線は北への張り出しを大きく強める。

・中心コアは5940mと非常に背が高い。

・日本のはるか東でリッジが強化。継続している。5940mという非常に強い高気圧が南西に張り出す。

寒冷渦

・不明瞭になった。トラフと一体化して解消の方向に見える。

・日本の東のトラフははっきりと浅くなった。

寒気・暖気

・明日にかけて500hPaでは0℃という気温で昇温する。 ・上記は5940mから5880mという上層リッジによる下降気流による断熱圧縮が作用すると考える。

まとめ

変化は継続中。日本付近は強いリッジの影響。東日本はやや北からの高気圧の影響を受けるものの上層は背の高いリッジに入り昇温する。500hPa0℃はこの季節としても高い気温で沈降性安定層による大気の圧縮がある。対流はあるものの止まりやすい。大きな気象リスクはなさそうなフライトコンディションを期待してよい。


極東地上気圧・風・降水量/500hPa高度・渦度予想図

正渦度分布

・T=12、東日本は東北日本海沿岸部と北海道に正渦度分布がある。

・T=24、3日夜から4日にかけて日本の広い範囲で負の渦度。高気圧性で上層の雲は少ない予報。

850hPa気圧分布

・T=24 中部地方に低圧部が出現する

850hPa降水予測

・T=12、東海地方沿岸部に降水予測 ・T=24、日本の広い範囲で降水が予測されていない。

まとめ

明日はリッジの傾向が強まり上層は非常に背の高い高気圧の影響。負の渦度で上層の雲も減少しやすい予報。850hPaで見られる下層大気の流れ。東から北東の気流が関東地方にどこまで影響するかが日射と温度上昇。そして上昇気流の強化に影響を与えそうです。


日本850hPa相当温位・風予想図

高相当温位

・T=12、今夜にかけて345K以上の高相当温位が中国地方から九州へ移流している。

・T=24、3日にかけて下層暖湿気は東から北東の気流にかわる。

・東日本は330K相当。

風速と風向き・前線・相当温位集中

・関東内陸部から東北にかけて温位集中帯があり天気図上にはない前線がありそう。

・下層の風向きは東・北東の気流が中心となる。

・太平洋沿岸部で20KT(37km/h)とやや強め

まとめ

850hPa相当温位予想図では西から西南西の下層暖湿気の移流がみられなくなり、オホーツク海高気圧のはりだしにより北東から東風で湿った空気の移流が顕著になった。上層は暖気の局面で強い対流は生まれにくい傾向。日射の回復が上昇気流の強化の条件となりそう。


【ソアリング予報など】

ソアリング予報サイトでのソアリング評価はわりと良いです。下層に雲があり、日射と昇温にによって露点差が大きくなって雲底が上昇。気温がピークになる午後にかけてサーマル条件が強化される予報傾向でしっくりときます。高層天気図から上層が0℃近い気温です。不安程度は小さく大きな気象リスクはなく、ソアリングの可能性はビギナーパイロットにもおすすめできそうです。

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