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8月4日(火曜日)明日のグランボレ: パラグライダー気象予測と飛行予想

  • 執筆者の写真: 小林晋
    小林晋
  • 1 日前
  • 読了時間: 8分

5日(水曜日)グランボレのフライトコンディションは?


【パラグライダー気象予測とフライトコンディション予想まとめ】

飛行可否

フライト可

おすすめ時間

終日フライトできる。

注意点

朝のうち低い雲底高度。上層が暖かく気象リスクは少なめ。上層に雲が広がる可能性がある。

予報信頼度

信頼できる。

講習生お勧めポイント

明日はソアリング練習も可能。お昼頃に谷風がやや強まる

ソアリング・XCポイント

ソアリングも期待できる。雲底高度はやや上昇して1300-1400M XCへの期待は小さい。

明日のグランボレパラグライダー気象予測のまとめです。あすも引き続きフライトコンディションに恵まれそうです。朝鮮半島付近に中心がある高気圧が非常に強く日本は全体的に下降気流です。グランんボレがある群馬県北部はオホーツク海高気圧からの湿った空気の流れ込み。台風由来の湿った空気。全体的に湿潤空気が入り込み露点差は小さい状況で雲は多めの予報です。不安定にならずに雷雨などの気象リスクは少なめ。上層大気の温度が非常に高く安定層です。上昇気流は作用しにくいか発生しても高く上がりにくい予報となっています。地表付近の気温の上昇次第では本日よりもサーマルが高くなる可能性がありますので現地で粘り強くフライトしましょう。


【パラグライダー気象予測の判断材料について】

・小林の学習と実践。専門用語と長い文章。おそらく間違いもあります。 ・パラグライダーの気象に興味のある方はご覧ください!


【臨時:台風13号】

大型で非常に強い勢力の台風13号ドルフィンは進路を西にとって進んでいます。上層高気圧が強いためこのまま西にむかう予想進路となっています。台風の進路にあたる小笠原諸島や南西諸島では十分な注意と警戒が必要とのことです。台風に由来する湿った空気とオホーツク海高気圧から吹き込む東から北東の気流が太平洋沿岸部に影響を与えそうです。どちらも湿った空気を強く日本に向かわせています。群馬県北部において直接の影響は今の所なさそうですが今後の発達具合と進路については注意深く見守る必要がありそうです。

赤外線画像だと台風の目がくっきり。まるでにらまれているみたいで怖い。


下層大気の流れで見ると台風の北側。関東南部から東海、近畿、四国の太平洋側で東から東北東の風が非常に強いです。


【24時間予想天気図と実況天気図

明日の予想図と今日の実況天気図です。オホーツク海高気圧は以前として強く。東への張り出しを強める予想となっています。オホーツク海高気圧はやや東へゆっくりと移動するため東日本付近は高気圧の縁辺を回る湿った空気の影響を受ける見込みででやや雲が多い予報です。朝鮮半島付近の上層高気圧は非常に背が高く地上高気圧を強めます。中心がやや北へ移動しています。そのため西日本の広い地域では気温が上昇する予報です。日中は晴れる見込みです。群馬県北部はオホーツク海高気圧の影響がやや強く雲が多く湿った空気の影響でにわか雨の可能性もありそうです。どのぐらい気温が上昇するか?また上昇せずに低い雲底高度になるか。日射による気温上昇が露点差を大きくする鍵になりそうです。台風13号は上層高気圧の影響でこのまま西へ進路を取る予想です。


【数値予測モデルの比較】



数値予報モデルはモデルはほぼ揃っているため明日の予報精度については信頼してよろしいかと思います。気温は今日よりも高めの予報で上昇気流の発達には歓迎すべきかと思います。その分午後の谷変えの強まりは注意が必要ですが、上層天気図を見る限りそこまで大きな気象リスクはなく、一時的な風速の強化を注意深く見守れば大丈夫でしょう。


【高層天気図・数値予報天気図】

アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図

今日の午前中の実況図です。300・500hPaの解析です。

300hPaジェット・500hPa強風軸 ・ジェット(60KTから80KT強風)の南下は弱まった。

・千島の東からアリューシャン近海へ北上するジェットコア(120KT・220km/h)がある。

・ジェットが分岐して2本の流れのようにみえる。

・500hPaで強風軸がリッジに押されて北上しやや弱まった。

寒冷渦

・日本付近にはない。(高緯度地方に極渦の分裂がみられるのみ)

日本付近

・北海道の東でトラフ

・日本付近は5880M高度線にひろく覆われてリッジ

・5940m高度線が日本海にあって非常に背の高いリッジ

その他リッジとトラフ 5880M高度が大きく北上。アムール川付近までつづく。

・中心高度が5940mと非常に背が高い高気圧。

・ジェットコアが存在するあたりに非常に背の高い5940mのリッジが継続。

寒気(上層気温)

・日本付近は500hPaで0℃。強い高気圧の影響で上層も暖かい。

上層寒冷低気圧

・日本のはるか南、小笠原諸島付近に上層寒冷低気圧。

・中国大陸の華南地方にも上層寒冷低気圧。

まとめ

日本付近はジェットの蛇行が弱まったようにみえます。5880M高度線が大きく北上していてこのリッジが非常に高く地上高気圧を強める働きをします。特に日本海にあるリッジの中心部は5940mと非常に背が高いです。オホーツク海高気圧のリッジも健在で強いです。太平洋沿岸部はこのオホーツク海高気圧の東から北東気流の湿った空気の影響がありそうです。内陸部にどのぐらい届くのかはやはり下層大気の専門図を見る必要があります。上層は強い高気圧性循環にあって時計回りに風が吹き出しています。下層に向かって下降気流が強まりそうです。


アジア850hPa・700hPa高度・気温・風・湿数天気図


今日の午前中の実況図です。700・850hPaの解析です

湿数

・700hPaに湿数の小さいエリアはみられない ・700hPaで上記以外に湿数が小さいエリアはなく限定的。

・850hPa下層の湿数が小さいエリアが関東から西に広がっている

風速と風向

・700hPaで特に強い風の流れは見られない。

・850hPa下層では太平洋沿岸部で特に東から北東の風が強い。

温度分布

・850hPaで18℃が西へ移動。北東気流の影響が伺える。


まとめ

日本は東日本で湿数が小さいエリアはほとんど見られなかった。850hPaで西日本に湿数が小さいエリアが見られるた。18℃線の西への移動、北東気流の沿岸部での強まりなどから下層で冷たく湿った空気が太平洋沿岸部に吹き込んだ影響と考えるべきか。


極東850hPa気温・風、700hPa上昇流/500hPa高度・渦度天気図


今日の午前中の実況図です。

正渦度分布など

・日本海に中心がある5940mの高い高度を反映して負の渦度

700hPa上昇流

・東北南部から東日本、西日本で広く観測

・北東気流による冷たい空気の移流が原因か・

850hPa気温

・18℃等温線は南へ下がる。

まとめ

日本海に中心がある5940Mという背の高いリッジ。オホーツク海へのリッジの継続。この二つの性質のことなるリッジがそれぞれの地上高気圧を強める場となりました。東日本はオホーツク海高気圧が優勢。冷たく湿った空気が流れ込み下層大気は湿数が小さい雲になりやすい大気。そして700hPaで上昇があるものの上層大気の暖かさを反映して背の高い対流雲になりにいようでした。



アジア太平洋500hPa高度・気温・風予想図


明日の500hPaの予想図です。

日本付近のリッジとトラフ

・日本付近は東谷傾向は解消の方向へ向かいます。

・東日本から北海道付近まで等高度線が並行にならびます。

・カムチャッカの東へリッジで5820m高度線が北上。北の高気圧に影響。

サブハイ(亜熱帯高気圧・太平洋高気圧)

・5880M高度線は北への張り出しを大きく強める。

・中心コアは5940mと非常に背が高い。

・日本のはるか東でリッジが強化。継続している。5940mという非常に強い高気圧が南西に張り出す。

寒冷渦

・不明瞭

・日本の東のトラフははっきりと浅くなった。

寒気・暖気

・明日にかけて500hPaでは0℃という気温で昇温する。 ・上記は5940mから5880mという上層リッジによる下降気流による断熱圧縮が作用すると考える。

まとめ

長く続いた西尾根東谷傾向で西回りにで暖気が移流しやすい上層の局面はガラッと変わりました。おそらくジェットの蛇行がよわまり日本付近は偏西風が真っ直ぐに流れやすい場となった模様です。等高度線は並行にならびます。上層の高気圧の影響は強く500hPa0℃も継続します。


極東地上気圧・風・降水量/500hPa高度・渦度予想図

正渦度分布

・T=12、東北地方の一部に正渦度分布がある。

・T=24、4日から5日かけて関東北部で正渦度域移流

850hPa気圧分布

・T=12北陸地方に低圧部がある。

850hPa降水予測

・T=12、東海地方沿岸部に降水予測 ・T=24、日本の広い範囲で降水が予測されていない。

まとめ

明日はリッジの傾向が強まり上層は非常に背の高い高気圧の影響。負の渦度で上層の雲も減少しやすい予報。だが5日の朝にかけて関東地方の一部に正渦度域の移流が見られるので上層にやや雲が多い可能性もある。


日本850hPa相当温位・風予想図

高相当温位

・T=12、九州の一部に354Kが見られるが限定的

・T=24、下層大気は東から北東の気流が強い。

・東日本は330K相当。

風速と風向き・前線・相当温位集中

・北海道から日本海を回るように東北北部付近に温位の集中域がある。

・下層の風向きは東・北東の気流が中心となる。

・太平洋沿岸部で20KT(37km/h)以上と台風由来の風の影響もみられる

まとめ

850hPa相当温位予想図ではオホーツク海高気圧のはりだしにより北東から東風で湿った空気の移流が顕著になった。また高相当温位は冷たい空気の移流によって西へ移動。する上層が暖かく下層がつめたい安定大気の様相。ただし湿度はたかく雲になる可能性は高い。台風由来の湿った空気の流れに注意が必要。


【ソアリング予報など】

ソアリング予報サイトでのソアリング評価は高評価と言って良いでしょう。気温上昇とともに対流がおこり露点差が大きくなって雲底が上昇。露点差差から1400M付近が雲底と評価。午後にピークが来る予測です。ここまで下層に雲がないかどうかはやや疑問ですが、地表の加熱率もまずまず。ソアリングからしばらく遠ざかっていた皆さんも楽しめそうなフライトないようになるのではないでしょうか?

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