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8月11日(火曜日)明日のグランボレ: パラグライダー気象予測と飛行予想

  • 執筆者の写真: 小林晋
    小林晋
  • 1 日前
  • 読了時間: 7分

12日(水曜日)グランボレのフライトコンディションは?


【パラグライダー気象予測とフライトコンディション予想まとめ】

飛行可否

不可

おすすめ時間

お勧めできません。(ゲレンデはチャンスを狙いますが)

気象リスクについて

台風通過後の強風・南風の移流による局地的な地形上昇風の影響による雨。特に標高の高い場所は風が強い。

予報信頼度

信頼できる。南風の強度と地形上昇による降水域はブレる恐れあり。

講習生お勧めポイント

お勧めできません。

ソアリング・XCポイント

フライトチャンスはほぼありません。

明日のグランボレパラグライダー気象予測のまとめです。グランボレも台風の影響でフライトできない気象条件が続きます。台風15号は11日午後には予想より南の進路で関東にかなり接近し、夜には上陸するおそれがあります。この台風や暖かく湿った空気の影響で今日の夜からあすの午前中ぐらいまで東日本から東北を中心に、雨が降り、雷を伴って激しく降る所がある見込みです。台風は西に進み、群馬県北部は通過後は南からの湿った風が強く吹く予報です。群馬県北部山岳地域は地形的な上昇風によって雲が発達しやすく台風通過後も注意が必要な気象条件が続く予報となっています。


【パラグライダー気象予測の判断材料について】

・小林の学習と実践。専門用語と長い文章。おそらく間違いもあります。 ・パラグライダーの気象に興味のある方はご覧ください!


【臨時:台風の動向について】

・15号は予想より南側の進路。11日夕方から夜にかけて関東地方茨城県(観測史上初めてだそうですが)にに上陸する見込みとなりました。11日17:00現在でも太平洋沿岸部では20m/sを超える風が観測されていて暴風雨に注意が必要です。そのが東日本を横断するように西へ進む。群馬県北部では直撃はしないものの接近までは強い北風。接近時には強い雨に注意が必要です。その後は強い南風。湿った風が強まると群馬県北部は地形の影響もあって雨の強まりに注意が必要です。

・台風16号が発生北東へ向かっています。

・台風13号は熱帯低気圧となって現在中国大陸に上陸し勢力を弱めています



【24時間予想天気図と実況天気図

明日の予想図と今日の実況天気図です。台風15号は今日の夕方から夜にかけて関東地方に上陸する見込みとなっています。台風15号は速度が16KT(29km/h)にあがって西へ進む予報となっています。中心の気圧は985hPa。中心付近の最大風速は強く45KT(83km/h)。接近前から十分な注意が必要です。群馬県北部は直撃ではないものの現在は強い北風が吹いています。明日は台風は西へ進んで近畿地方付近にまで進む見込みです。日本海は高気圧が張り出しているのでそのまま西へ進んで熱帯低気圧に変わる見込みとなっています。接近前は強い北風。と暴風雨。むしろ通過後の台風を回るように吹き込む下層暖湿気の吹き込みが強まりそうです、のちほど上層の予想図でも出てきそうですが、台風によって上層で寒気が切り離されて寒冷渦となる見込み。この影響で上層は寒気が引き込まれるので不安定な大気の状態に注意が必要です。


【数値予測モデルの比較】

明日の気象予測モデルの傾向です。台風通過後の時刻。群馬県北部は南風に変わります降水については予測モデルごとに差異があるため雨が降りやすい傾向という理解です。原因は台風に由来する帯状の雨雲ではなくて通過後に吹き込む南からの下層暖湿気の強さ。これらが上昇することで雨雲となりやすい見込みです。地表付近は風が弱い予報ですが、下層(850hPa1500M)では様子が全く違います。後ほど専門図でも見る必要がありますが850hPaで20KT以上(36km/h)以上の強い風が解析予想されているので強い風には十分注意が必要です。


【アジア太平洋300hPa高度・気温・風予想図】


【アジア太平洋500hPa高度・気温・風予想図】

明日の500hPaの予想図です。

日本付近のリッジとトラフ

・5700mアムール川上流にトラフ

・台風の影響明瞭

・日本海側にリッジが進んでくる

・北海道からサハリン・オホーツク海にかけてリッジが明瞭になって北の高気圧を強める。

サブハイ(亜熱帯高気圧・太平洋高気圧)

・5880M高度線は不明瞭なった。

・朝鮮半島の北西部に中心があって日本海付近のリッジは継続している。

・カムチャッカの東に向けて強いリッジ。

・ふたったび日本のはるか東で5940m。背の高い高気圧が続く

寒冷渦

・台風によって切り離された寒気がマイナス6℃でその周辺にあり寒冷渦となっている。

寒気・暖気

・500hPaマイナス6℃のやや強い寒気が台風の上空にあって不安定な大気状態となっている。

まとめ

台風の風に乗って切り離されたような寒気が南下。寒冷渦として明瞭になりました。冷たい空気は加工するのでこの付近は雨雲が発達しにくく、その周辺の暖かい空気が吹き込む周辺で雨雲になりやすいので、台風のそのものよりもその周辺部で雨が解析予想されるのではないかと予想します。中層から下層、特に上陸後の風の強まりなどについて専門図で見る必要があります。


【極東850hPa気温・風、700hPa上昇流/700hPa湿数、500hPa気温予想図】

500hPa気温

・T=12、11日の夜にかけて日本は暖気が台風によって運ばれてくる。

・T=24、12日の朝にかけてさらに暖気が西へすすむ。 ・ただし関東沿岸部太平洋側500hPaマイナス6℃の領域に対応した寒気がある。

700hPa湿域

・T=12、11日の夜にかけて700hPaで湿域が関東から東北南部の太平洋沿岸に広がっている。

・T=24、12日の朝にかけて湿域が東日本の太平洋沿岸部から内陸部まで広範囲になる予想。

700hPa上昇流・850hPa気温

・T=12、11日の夜にかけて日本の広い範囲で上昇域を解析予想。

・T=24、12日の朝にかけて東北地方沿岸部で上昇域がみられなくなる解析予想。

・850hPaで18℃等温線は南西に広がる。広い範囲で18℃以上の予想

まとめ

上層500hPaに寒気が切り離されたような形で寒冷渦ができています。台風によってもたらされる暖かく湿った空気との作用で下層から上層にかけて非常に不安定な影響を与えそうです。台風に由来する湿った空気の流れで中層には湿潤層が広がる見込み。徐々に700hPaの上昇域がは広く解析予想。台風の通過後も影響が広がりそうです。局地的な雨となるかどうかは収束範囲や相当温位の移流と強さもよく見ること。


【極東地上気圧・風・降水量/500hPa高度・渦度予想図】

正渦度分布

・T=12、11日夜にかけて台風の接近の影響で関東付近に正渦度極大域移流がみられる。

・T=24、12日朝にかけて北海道をのぞく広い範囲で正渦度域が広がる。

850hPa気圧分布

・T=12、11日夜にかけて850hPa低圧部が関東地方の南にある

・T=24、12日朝にかけて台風の移動にともない低圧部が近畿地方にある。

850hPa降水予測

・T=12、11日夜にかけて台風の中心部より後縁部に強い降水解析を予想。 ・T=24、12日朝にかけて台風の後縁部で降水が強まる予測

まとめ

明日は台風の影響で上層に正渦度分布が広がります。上層にも雲が広がりやすく日射が遮られる時間もあります。気温の上昇は控えめですが湿度は高く蒸し暑い予報。降水解析は台風の接近時よりも通過後に南風の強まりとともに強い雨を解析予想していることに注意。


【日本850hPa相当温位・風予想図】

高相当温位

・T=12、11日の夜にかけて348K高相当温位が関東地方に移流する。

・T=24、太平洋沿岸部は南東風が強く330から342K相当温位。

・台風上陸後はそこまで高い相当温位の移流は見られないが南から南東風が非常に強い状況が続く。

風速と風向き・前線・相当温位集中

・T=12、11日の夜にかけて日本海側まで高い相当温位で昨日まで低相当温位はみられない。

・台風の上陸後よりは南からの風が強い。20KT以上を予想している T=48、13日朝まで南風の強風域が続く予想となっている。

まとめ

明日は台風の上陸後暖かく湿った空気が運ばれてきます。接近から上陸にかけてが最も温位が高い状態です。その後は水蒸気の供給がなくなり相当温位は低くなりますが850hPa1500M付近で20KT以上の強い風が吹くことが予想されています。地形上昇風の影響が考えられる山岳地域では局地的な風と雨の強まりに十分な注意が必要です。


【ソアリング予報など】

ソアリング予報サイトでのフライト評価はフライト不可。あすは我慢の日ですね。


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