8月16日(日曜日)明日のグランボレ: パラグライダー気象予測と飛行予想
- 小林晋

- 2 日前
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17日(月曜日)グランボレのフライトコンディションは?
【パラグライダー気象予測とフライトコンディション予想まとめ】
飛行可否 | 可。 |
おすすめ時間 | 終日おすすめできる。 |
気象リスクについて | 朝のうちの低い雲底高度。日中はやや風が強まる可能性があるが、雷雨などの大きな気象リスクは少ない |
予報信頼度 | 信頼できる。 |
講習生お勧めポイント | お昼頃の風が強い時間をのぞけば終日フライト練習ができそう。 |
ソアリング・XCポイント | 湿った空気の影響をうけるが、ソアリングチャンス十分。ソアリング高度は1200mから1300m。1500m付近で雲底高度を予想。XCをふくめて広範囲への移動は厳しいがリスクの少ないソアリングを楽しめそうです。 |
明日のグランボレパラグライダー気象予測のまとめです。停滞している千島近海の高気圧に覆われます。南回りに吹き込む暖かく湿った空気の影響は続きますが、上層寒気が北上傾向にあることで関東地方の大気の不安定度は落ち着いてくる見込みです。グランボレのある群馬県北部では南からの湿った風の影響がありそうです。本日の降水はこの後もなさそうです。湿った空気の影響で朝のうちは低い雲の影響を受けそうですが、気温の上昇とともに解消する見込みでです。今日はよく晴れた時間がありましたが、日本海に低気圧が進んでくる影響でやや雲が広がりやすいのではないかと予想しています。本日も谷風が強まった時間帯がありましたが、全体として風は弱い傾向でした。明日も場の風はそれほど強まらない見込みで、上層まで弱い風の傾向です。派手さはありませんがリスクのすくないソアリングを楽しむことができそうです。
【パラグライダー気象予測の判断材料について】
・小林の学習と実践。専門用語と長い文章。おそらく間違いもあります。 ・パラグライダーの気象に興味のある方はご覧ください!
【実況天気図と予想天気図など】



現在のひまわり衛星画像、実況天気図と予想天気図です。ひまわりの衛生画像では東日本に薄い雲がかかっています。朝鮮半島付近の低気圧に対応して発達している白い雲が見られます。またその低気圧に向かう気流の影響で四国や中国地方で雲が発達している地域があります。千島近海の高気圧はほとんど停滞しているがやや東へ移動して日本付近は南から湿った空気が入りやすくなっている。オホーツク海に新たに発生した高気圧はほとんど停滞しています。東シナ海から朝鮮半島付近を進んでいる低気圧へむかう湿った空気の影響で九州、四国地方、中国地方の一部では非常に激しい雨が降る可能性が予測されています。東日本は高気圧の影響ですが、本日よりも高気圧中心が離れることもあってやや雲が多いかもしれません。
【数値予測モデルの比較】

明日の気象予測モデルの傾向です。予測モデルによって大きな差は見られなくなりましたので信頼感のある予報と言って良いと思います。高気圧中心のズレが上層の雲量の違いになって現れているようです。正渦度が一部で見られることも上層の巻雲や巻層雲の発生割合に関わってきそうです。概ね晴れで南風。気温もそこまで高くならない予報です。明日もフライト日和と言って良いと思います。
【アジア太平洋500hPa高度・気温・風予想図】

明日の500hPaの予想図です。
日本付近のリッジとトラフ
・千島近海に高気圧中心があってリッジ継続。5820m高度線がカムチャッカ付近まで北上。
・日本の南、八丈島の南に高気圧中心が出現
・5820mで朝鮮半島付近のトラフがやや深まている
・5700mマイナス12℃の寒気を伴うトラフがアムール川中流付近にあって東へ進んでいる。
サブハイ(亜熱帯高気圧・太平洋高気圧)
・5880M高度線が明瞭になっって日本付近を北上
・小笠原沖付近に高気圧が出現
寒冷渦
・シベリア付近5460mに寒冷渦。
・三陸沖の弱い寒冷渦は東へ遠ざかった。
・カムチャッカの東、アリューシャン付近に寒冷渦が新たに形成して継続中。
・その東に5940mの背の高いリッジ。
寒気・暖気
・マイナス6℃の寒気はさらに北上して他軌道付近。寒冷渦としてみられた寒気は三陸沖からさらに東へ離れていく。
まとめ
不安定な天候の大きな要因の一つだった500hPa上層の寒気、マイナス6℃という強い寒気がようやく関東北部でみられなくなりました。不安定な大気の状態が解消しつつあると考えて良いと思います。一時不明瞭だった5880m高度線(夏の高気圧を示す)が明瞭に北上して東日本はリッジが続きます。猛暑日という感じではなさそうですが夏らしい天気になりそうです。明日も引き続き南風。お天気は安定傾向です。雲量は上層の渦度分布。中層の湿潤空気の影響、下層暖湿気なども併せて考えましょう。
【極東850hPa気温・風、700hPa上昇流/700hPa湿数、500hPa気温予想図】

500hPa気温
・T=12、16日の夜にかけてマイナス6℃の寒気が北海道へ北上する
・T=24、17日の朝にかけて東北北部と北海道にマイナス6℃の寒気が引き続き残る。 ・関東の地方の不安定な天候に大きな影響をもたらしていた寒気は北へ移動した。
700hPa湿域
・T=12、16日の夜にかけて湿域は九州地方など限定的
・T=24、17日の朝にかけて湿域が日本海に広く広がる。
・総じて湿域の解析予想では中層は乾いた空気に変わってくる。
・例外は日本海で上層の気圧の谷に対応している。
700hPa上昇流・850hPa気温
・T=12、16日の夜にかけて西日本の広い範囲で上昇域を予想。。
・T=24、17日の朝にかけて西日本を中心に上昇域が広範囲に及ぶ予想となっている。
・850hPaでは日本の広い範囲で18℃等温線に覆われていて下層大気は暖かい。
まとめ
上層500hPaの残留寒気の影響は弱く解消の方向へ向かっているとみて良いとおもいます。東日本では中層で湿域はあまり広がらない予想のため乾燥した空気に変わってくる段階です。気圧の谷に対応して西日本中心に鉛直流解析で上昇域が予想されているために雲は多そうな予想傾向です。東日本もその気圧の谷に向かう湿った空気の影響はある見込みです。このあと下層暖湿気の強さもよく見ておく必要があります。
【極東地上気圧・風・降水量/500hPa高度・渦度予想図】

正渦度分布
・T=12、16日夜にかけて西日本に正渦度が見られる。
・T=24、17日朝にかけて日本海側正渦が広がる。
・総じて17日かけて東日本は上層の正渦度分布はみられなくなる。
850hPa気圧分布
・T=12、16日夜にかけて東シナ海に低圧部がある。
・T=24、17日朝にかけて東シナ海の低圧部が継続する。
850hPa降水予測
・T=12、16日夜にかけて九州・四国地方で降水を解析予想。 ・T=24、17日朝にかけて九州・四国地方沿岸部・中部地方でも降水を解析予想
・東日本では降水予想が目立たなくなった。
まとめ
上層の正渦度分布はみられなくなる予想となり、上層の雲は広がりにくくなると予想できる。東シナ海に低気圧が進んでくる影響があり西日本を中心に影響がある。東日本は正渦度分布がみられず、上層の雲も広がりにくい。中層の湿潤空気も限定的。下層暖湿気の強さが雲量に大きく影響しそう。
【日本850hPa相当温位・風予想図】

高相当温位
・T=12、16日の夜にかけて342Kのやや高い相当温位が東から西へ移流する。
・T=24、17日の朝にかけて関東付近は336K、中部から近畿にかけて342K。
・関東地方は336K
・T=35、17日の夜。324Kから336K。
・T=48、18日の朝。330K。
16日夜から18日朝にかけて徐々に下層暖湿気の移流は弱まる傾向にある。ただし330Kから336Kは梅雨前線相当の湿った空気ではあり、ところによってはそれよりも高い342Kの移流があるため下層暖湿気は継続していると言って良い。
風速と風向き・前線・相当温位集中
・T=12、東から南東の風。
・T=24、東から南東の風だが日本海側は南から南西向きの風速が強まる
・T=36、朝鮮半島に向かう348K高相当温位。
・T=48、南から南東の風
温位の集中帯が見られにくくなり高い相当温位も日本海側に限定
まとめ
日本の東の高気圧がの影響は強く継続中。高気圧から回る南から南東向きの風は継続。これによってやや高い相当温位が移流するが雷雨リスクをもたらすほどのエネルギーは持たない見込み。湿度・風速もにわか雨を発生させる程度で治るのではないかと。ソアリングへの期待と小さな気象リスクによって明日もフライト日和となりそうです。
【ソアリング予報など】

ソアリング予報サイトでのフライト評価は順当な評価ではないでしょうか。ほぼエマグラムと一ツィします。ソアリング高度は1300Mで雲底高度。おおきな気象リスクは少なくまずまずの気象条件。ソアリングコンディションといって良い予報。エリアでお待ちしています。



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