8月8日(土曜日)明日のグランボレ: パラグライダー気象予測と飛行予想

9日(日曜日)グランボレのフライトコンディションは?
【パラグライダー気象予測とフライトコンディション予想まとめ】
飛行可否 | フライト可。午前中を中心に限定的 |
おすすめ時間 | 午前中の早い時間。お昼前までと考えておきましょう。 |
気象リスクについて | 朝の雲底高度。山岳地域での谷風強化による不安定。 |
予報信頼度 | 信頼できるが、明日の予報も確認。実況観測が最重要 |
講習生お勧めポイント | 早い時間の基礎練習。涼しい時間でゲレンデ練習 |
ソアリング・XCポイント | ソアリング可。雲底高度1300mと予想。大気の不安定な状態でXCはおすすめできない。 |
明日のグランボレパラグライダー気象予測のまとめです。あすも引き続き不安定な大気の状態。フライトは可能ですが注意が必要な天候になることが予想されます。明日も引き続き、気圧の谷、湿った空気、中層の上昇流強化。逆転層・安定層が弱い。そして日中の気温上昇と雷雨のリスクとなる要因のいくつかが重なっています。ソアリングの可能性ももちろん期待できますがフライトをどこで止めるのかが重要な判断となる天候になりそうです。
【パラグライダー気象予測の判断材料について】
・小林の学習と実践。専門用語と長い文章。おそらく間違いもあります。 ・パラグライダーの気象に興味のある方はご覧ください!
【臨時:台風13号・15号の動向について】
・非常に強い台風13号ドルフィンは南西諸島付近から西へむかって遅い速度で進んでいて影響が長引きそうです。
・15号は西南西の進路で日本に近づいてくる可能性が高くなりました。現在アリューシャン列島日本のはるか東の高気圧が非常につよいため北へ向かうことができずに西へ進んでくるようです。

【24時間予想天気図と実況天気図】


明日の予想図と今日の実況天気図です。オホーツク海に中心がある低気圧は閉塞して停滞します。東の高気圧が強いためか東へ進むことができず、むしろ北上する傾向が見られます。北日本を中心とした不安定な天候が明日も続きそうです。グランボレのある群馬県北部は高気圧を回る風。台風による湿った空気。前線の影響が続きます。本日の傾向から日中の昇温が著しい場合は雷雨にまで発達する可能性もあり、フライトについては十分な注意が必要です。非常に強い台風13号は現在沖縄、南西諸島付近で猛烈な風と雨を観測。このあとは中国大陸方面に進路が予想されています。台風15号となる見込みの熱帯低気圧は西に向かって日本に近づく予想となっていて注意が必要な状態となっています。
【数値予測モデルの比較】

明日の気象予測モデルはほぼ揃っているため信頼度の高い予報です。MSMのみ雷雨の解析予測がありませんが、多の数値予測モデルではほぼ午後は何らかの降水予測がある予報傾向です。風向きは南風で安定しそうです。ECMWFなどでは午前中から発雷確率が高めの予測です。注意してみていきましょう。
【アジア太平洋500hPa高度・気温・風予想図】

明日の500hPaの予想図です。
日本付近のリッジとトラフ
・日本付近はトラフになる。北日本ほど寒冷渦影響がある。
・東日本は弱トラフ
・朝鮮半島付近に高気圧中心があり西日本は弱いリッジ。
サブハイ(亜熱帯高気圧・太平洋高気圧)
・5880M高度線は不明瞭なった。
・西日本の高気圧中心。
・カムチャッカの東に向けて強いリッジ。
寒冷渦
・サハリンからオホーツク海にかけて5700mマイナス18℃の寒気を伴う寒冷渦が明瞭化。
・その東に強いリッジがあるためこの寒冷渦の影響はやや長引く可能性がある。
寒気・暖気
・500hPaマイナス6℃寒気の南下がはっきりとしてきました。東北南部ぐらいまで南下。
まとめ
明日の方がより寒気の影響がはっきりとする可能性があります。日中は晴れていても対流によって不安定になると積乱雲が発達する可能性があります。発雷確率、雷雨の可能性もあります。東日本は弱いトラフ、北から北西の強い風を呼び込むような高度場ではなさそうです。
【極東850hPa気温・風、700hPa上昇流/700hPa湿数、500hPa気温予想図】

500hPa気温
・T=12、マイナス6℃が東北地方。
・T=24、9日の朝にかけてマイナス6℃が南下する予想。東北南部。
・寒気が南下する傾向が窺える。
700hPa湿域
・700hPaで湿域(湿数が小さい)エリアは解析予測はされていない。
・ただし数値上の解析なので明日の観測値はあらためて注意する必要がある。
700hPa上昇流・850hPa気温
・T=12、日本の広い範囲で700hPa上昇流を解析予測している。
・T=24、さらに広い範囲で700hPa上昇流を解析予測している。
・850hPaで18℃等温線は南下傾向なので下層大気の流れ込みは相当温位でも解析すること。
まとめ
明日は中間層に強い鉛直流の解析予測があります。原因としては500hPaでマイナス6℃の寒気がなんか傾向にあること。また下層の大気は引き続き暖かく湿っていることに由来すると予想します。
【極東地上気圧・風・降水量/500hPa高度・渦度予想図】

正渦度分布
・T=12、8日夜には正渦度分布はほとんど見られない。
・T=24、9日の朝にかけてかけて東北地方日本海側に正渦度分布がみられる。
850hPa気圧分布
・上層の寒冷渦・トラフに対応して低気圧が明瞭。
・低気圧に向かう南風の流れ。
850hPa降水予測
・T=12、8日夜に中部地方で降水解析が予測されている。 ・T=24、8日の朝ではほとんど降水解析が予測が見られない。
・ただし台風近辺は除く。
まとめ
明日は弱いトラフの場です。正渦度分布があまり広がらない予測のため上層に雲は少なく、気温が上昇すると低高度の雲が消滅、日射が強まると上昇流が起こりやすくなる。上層大気は昨日よりもやや冷たいため積乱雲の発達などに十分警戒が必要です。
【日本850hPa相当温位・風予想図】

高相当温位
・T=12、348K高相当温位が西から南西に移動している
・T=24、348K高相当温位は西へ移動して日本付近では見られなくなる
・下層暖湿気移流は弱まり前線通過による北から北西の風の移流に場面が変わる可能性を予測。
風速と風向き・前線・相当温位集中
・北海道の東に北から南に向かう306Kから324K温位集中帯
・北からの風と南からの風がシアーラインになりこの南が前線帯としてよさそう。
まとめ
850hPa相当温位予想図では下層暖湿気がややよわまる可能性が解析されています。あすの不安定な天候傾向は上層寒気の接近、日中の昇温による対流に主な要因があるのかもしれません。
【ソアリング予報など】

ソアリング予報サイトでのソアリング評価はかなり厳しい評価です。朝から雲底が低くお昼前に雷雨の予測です。上層の雲もやや多い予報となっています。



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